ACL準々決勝、山東泰山とのアウェイゲームを2対1で勝利したマリノスは、ホーム横浜国際総合競技場で、第2戦を戦った。
平日開催とはいえ、マリノスの後押しをするため、多くのファンが集まった。
山東のファンも、スタンドの一角を、オレンジ色に染めている。
マリノスの先発メンバー、
GKポープ、DF松原、上島、エドゥアルド、永戸、
MF喜田、渡辺、植中、
FWヤンマテウス、アンデルソンロペス、エウベル。
いよいよ、永戸が先発に復帰だ。
ピッチサイドでは、マリノスケとマリンちゃんがはしゃぎ、ゴール裏には、マリノス君が仁王立ち。
スタジアムの演出は、リーグ戦同様ホームの雰囲気だが、国際試合独特の緊張感がある。
19時キックオフ。
マリノスは、この試合、引き分け以上で準決勝進出が実現する。
3トップを中心に、いい攻撃を見せるマリノス、山東の攻撃は、ポープを中心にDF陣が押し返した。
後半開始早々、永戸が2回目の警告を受け退場、10人となったマリノスは、逆転を狙う山東の攻撃を受けることになった。
この危機を頼もしくも踏ん張るマリノス、アンデルソンロペスが前線で追い、渡辺皓太が中盤で気迫のプレーを見せれば、ポープは好守を連発する。
10人なのであまり無理をすることもなく、ポープはロングボールを多用、裏を狙ったパスでチャンスを窺う。
右サイドで粘った宮市からのボールを山根が逆サイドへ、そこへ駆け込んだアンデルソンロペスが遂にゴールを奪った。
頼れるエースが、ここぞの場面で真価を発揮してくれた。
終盤には山東も退場者を出し、マリノスは1対0勝利、ACL準決勝へ進むことになった。
少しだけ、アジアの頂点が見えてきた。