明治安田J1リーグ第6節、マリノスは、日産スタジアムで川崎を迎え撃つ。
この、集客も見込めるビッグマッチを、慌ただしい年度初め4月早々の平日に開催しなければならない、あまりに残念だ。
マリノスは、ACLこそ勝ち進んではいるが、リーグ戦では調子に乗れていない。
とはいえ、圧倒的な強さを発揮するチームがいない今季、まだまだこれからだ。
マリノスの先発メンバーは、
GKポープウィリアム
DF松原、上島、畠中、永戸、
MF喜田、渡辺皓太、植中、
FWエウベル、アンデルソンロペス、宮市。
いよいよ畠中が先発に復帰だ。
雨脚が強まる中、キックオフは19時。
メンバーも変わり、一時期の強さはもうないとはいえ、川崎はやっぱり川崎。
攻撃的なスタイルは、対戦相手から見ても魅力的だ。
まあ、こんなこと言えるのは、マリノスも対等以上に戦えるようになったからで、以前はほんとうに憎たらしかった。
安定の畠中に加え、身長を活かしハイボールをことごとく跳ね返す上島、センターバックが実に心強かった。
スコアレスのままゲームは進んでいくが、川崎はイエローカードを重ね、ついには退場者を出した。
ここで攻撃に出たいマリノス、しかし11分のアディショナルタイムにも得点できず、神奈川ダービーは引き分けとなった。
何年前のように、面白いようにパスが回り、全員で相手ゴールに迫っていくような動きは見られず、エウベル、アンデルソンロペスの個人技と連携に頼った攻撃になっているのは否めない。
しかし、アタッキングフットボールもまた進化しなければならない。
新監督のやりかたを熟成させ、さらに強いマリノスを見せてほしい。